畳屋さんが考える「よく眠る赤ちゃんの部屋づくり」

突然ですが、赤ちゃんといえばどんな姿を想像するでしょうか。

顔をくしゃっと笑ったり、かと思えば感情めいっぱいに泣いたり、目を丸くさせ驚いたり、赤ちゃんはさまざまな表情を見せてくれます。

さまざまな表情を見せる赤ちゃんですが、すやすやと気持ちよさそうに寝ている姿を想像された方も多いのではないでしょうか。

子育て中のママさん・パパさんに向け、赤ちゃんがよく眠る部屋作りについてご紹介したいと思います。

赤ちゃんはよく眠る、でもどれぐらい寝ているの?

赤ちゃんはどれぐらい眠るのだろう?そんな疑問を持った方もいたのでは?赤ちゃんが1日にどれぐらい眠っているのかを実際に見てみましょう。下記の表は、赤ちゃんの睡眠時間を表した表になります。 

この表によると、生後3ヶ月までの赤ちゃんは1日14~17時間を眠って過ごすことがわかります。生後1ヶ月の赤ちゃんに至っては、1日に40分程度しか起きていられません。

多くの方が赤ちゃんの眠っている姿を想像するのも納得ですね。

赤ちゃんの睡眠時間

【5歳までの睡眠時間の表を挿入】
参考:ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」より引用
子どもの睡眠コンサルタント 愛波文著  

赤ちゃんが眠ることは「脳を育てる」こと

ところで、一日の大半を寝ている赤ちゃんですが、はなにが起こっているのでしょうか?

実は、赤ちゃんは眠っている間、脳を作り脳の働きを育て守る「脳の形成」をしています。

もう少し分かりやすくいうと、赤ちゃんは「眠ること」で、起きている間に見たり聞いたりした「モノ」のいくつもの情報を繋ぎ合わせ、記憶として覚えていきます。と同時に、次の日も元気いっぱい活動できるよう脳を休ませているのです。こういった理由から、赤ちゃんの成長過程には「眠ること」が重要だとされています。

(参考URL:https://www.glico.com/jp/health/contents/korekalabodays01/【これかラボDAY】意外と知らない!?赤ちゃんの健やかな成長のための睡眠教室を開講!<全編>)

 赤ちゃんはよく眠るのはどんな部屋

今までのお話で赤ちゃんと「眠ること」は密接な関係があることがわかりました。ここで「赤ちゃんがよく眠る部屋とはどんな部屋なんだろう?」という疑問が浮かびますね。

答えを言ってしまうと、赤ちゃんにとって「快適な環境」であること。

快適な環境とは、具体的には、光や音、部屋の湿度・温度は適切か、安全性は保たれているか、服装は適切かなど気を配るべきポイントは多岐にわたります。

そのなかでも、とりわけ「眠る場所」は重要です。
なぜなら、前章で赤ちゃんは成長の大半を眠っているとお伝えしました。必然と長く触れ合う場所となる「眠る場所」はとても重要です。

今回は、「眠る場所」の一つとして畳をご紹介したいと思います。

 赤ちゃんのよく眠る場所

 赤ちゃんの眠りと畳の相性が良い理由

どうして畳がいいのだろう?と思われた思われた方も多いかもしれません。
畳をおすすめする理由は、安心安全でなお快適に過ごすことが出来るからです。では、次の章で具体的に説明していきます。

1. 畳は赤ちゃんが安心して眠れる場所

安心・安全の理由は、3つあります。

(1)赤ちゃんが落ちる心配がない

ベッドやソファに赤ちゃんを寝かせたものの、赤ちゃんが落ちるのでは?とひやっとしたママも多いのではないでしょうか。

畳ならば、その心配の必要がありません。実際に、幼稚園や保育園の多くでお昼寝スペースとして畳を取り入れている場所が多くあります。
なにより、ママも赤ちゃんとともに添い寝が出来るこれが一番ではないでしょうか。

(2)吸湿・放湿効果

あまり知られていませんが、畳には、湿気を吸う吸湿効果と空気が乾燥した場合には、畳の内部に蓄えた水分を放出する放湿効果があります。

人は寝ている間におおよそ500mlの汗をかくと言われていますが、寝ている間の赤ちゃんも量は違えどたくさん汗をかいています。こうした汗を畳を吸湿しているのをご存知でしょうか。

常に、赤ちゃんにとって快適な環境にすることが可能です。

(3)抗菌作用

畳には、水虫となる白癬菌や大腸菌O157などに抗菌作用があるとされています。

2.畳は赤ちゃんにとって「快適」

次に、畳が赤ちゃんにとって「快適」な理由は二つあります。

(1)い草の香りで睡眠効果を向上

ひとつめは、い草の香り。い草は、心をほっとさせるようなとても良い香りがしますが、実は、森林浴のようなリラックス効果睡眠効果を向上させる効果を持ち合わせています。

(2)空気浄化作用でいつもキレイな空気を

次に、い草には空気浄化作用があります。
他の人工的な敷物に比べると、シックハウスの原因となる「ホルムアルデヒド」や「二酸化窒素」の吸着に優れているとされています。(参考:全国い製品卸商業団体連合会「国産畳表のお手入れ」)

これらの理由から畳は、ママ・パパが赤ちゃんを安心して寝かせることが出来、そして赤ちゃんにとっても快適な環境で「眠ること」が可能となります。何より、お行儀が悪いですが畳でゴロンとするのは大人も子供もとっても気持ちが良いものではないでしょうか。


 いかがでしたでしょうか?今回は、赤ちゃんが安心して眠るための環境についてお話をしました。すくすく育つためにも赤ちゃんがよく眠れる環境づくりが大切なのではないでしょうか。

子育てを頑張っているママ・パパを応援するコンテンツをご紹介しております。

また、赤ちゃんが安心・安全で眠れる場所をつくるために、国産い草を使用した「置き畳」を取り入れてみてはいかがでしょうか。詳細はこちらよりご確認ください。

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